先日、銀行のATMに立ち寄ったところ、いつもより多くの人が並んでいました。
その日は15日。いわゆる「五十日(ごとうび)」。
五十日とは、毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日など、
昔から企業の支払いや振り込みなどが集中しやすい日のことです。
ATMの順番を待っていると、現金を引き出す人だけでなく、
通帳記帳をしている人も意外と多いことに気がつきました。
そこで、ふと思ったことがあります。
今の時代、通帳記帳はどれくらい必要なのか?
昔は銀行に行って通帳を記帳しなければ、残高や入出金の状況が分かりませんでした。
しかし、現在はスマートフォンやパソコンで、いつでも残高や取引履歴を確認できる時代です。
会社の経理でも、インターネットバンキングや会計ソフトを利用すれば、
銀行へ行かなくても入出金の確認や記録の管理ができます。
もちろん、通帳が必要な方もいます。
スマートフォンの操作が苦手な方や、紙に印字された数字を見た方が安心できる方もいるでしょう。
また、過去の取引を確認するために、紙の記録が役立つこともあります。

ただ、ここで少し考えてみた。
通帳記帳が必要だから銀行へ行くのか。
それとも、昔から銀行へ行っていたから今でも続けているのか。
これは通帳だけの話ではないと思います。
仕事でも、以前から使っている書類や、毎月決まって行っている作業があります。
よく考えてみると、今では別の方法で簡単にできることも少なくありません。
それでも、慣れている方法を変えるのは意外と難しいものです。
便利な道具が増えても、使う人の考え方や習慣が変わらなければ、
仕事の進め方もそれほど変わらないのかもしれません。
だからといって、古いやり方がすべて悪いとは思いません。
大切なのは、今でも必要なことなのか、
それとも習慣として続けているだけなのか、一度考えてみることではないでしょうか。
今回、ATMの行列を見て感じたのは、銀行の混雑だけではありませんでした。
世の中はどんどん便利になっているのにコロナ以降も
私たちはその便利さをどれくらい使いこなせているのでしょうか。
もしかすると、身近なところにも、まだまだ見直せることがあるのかもしれません。


