何年か前の話になります。
いろいろなことに悩んで答えが見つからないことがありました。
絶対に答えを出さないといけない時なのに焦ってしまってどんどん袋小路に入ってゆく。
そんなとき、ある先生にこんな言葉をいただきました。
『 間切りの帆走 』
まぎりのはんそう…と読みます。
この言葉に幾度となく救われました。
これはヨットの航海術の一つです。
帆船は風がなければ前に進まない。
そして今、無風状態。だけど対岸まで船を進めなければならない…
そんなときは、じたばたせずに甲板に大の字になって寝てみろ。
すべてを流れに身を任せろ。
それは、どんな無風状態であっても潮の流れがあるものです。
その潮の流れに身を任せれば自ずと船は流される。
船が流されれば逆に風が起こります。
今度はその風に帆を合わせれば船は進み始め対岸にたどり着きます。
多少位置はずれるかもしれませんが必ず対岸にたどり着きます。
その時の『 潮の流れ 』とはいろいろあるかもしれない。
時間であったり、慣習であったり、信念であったり、夢であったり、志しであったり…
とにかく、覚悟を決めて身を任せて流されてみる
悩むということは、自分自身との対話の時間が増えるということでもあります。
元気な時は殆ど自分に向き合って話したりしないものです。
自分という人は、私の一番の理解者でもあります。
悩む時期は自分自身と正面から対話する貴重な時期です。
大切にしなければなりません。
そう考えると、悩みも人生の中の大切なエネルギーなのかもしれません。
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